2020年2月14日

2月14日・金曜日。曇り。バレンタインデーとは言え、我が昔日の華やかさは最早なし。今さらそれを嘆く歳でもないが、南極の気温が本日20度Cと聞いては、地球の存続を真に憂うる。先行きの艱難をジッと考えれば、恐るべきものがある。

 

この所、都市と地方の関係は一枚のコインの表裏のようであり、一方の発展は他方の衰退を来たし、両者が補完して共々に成長して行けるようにはとても見えない、その様な経過を見てきた。しかも都市が大規模になるにつれて地方の疲弊は甚大化する。だが、都市と地方のそうした対立的な関係は本質的であり、これは逃れられない必然なのか。或いはそれは、ある一点を超えた結果であるのか。これは別途検討されなければならない問題であろうが、以下ではそれに立ち入る前に、多くは都市内に生じている、これまた深刻で何とも言ようの無い問題を見ておきたい。

題して『宅地崩壊 なぜ都市で土砂災害が起こるのか』(釜井俊孝著・NHK出版新書・2019)である。本書は実に恐ろしい衝撃的な本である。自ら住まう建物がある日突然、土台もろとも崩落すると言うからである。その契機は様々である。多くは地震や豪雨が引き金になるのであろうが、しかし宅地までもが崩壊すると言うには、それ固有の原因が無ければならない。それは何か。その理由を知ればこそ、またもやわれわれの都市造りが関係しているらしい事に慄然とさせられるのである(以下次回)。

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