2022年03月30日

3月30日・水曜日。薄曇り。やや花冷え。本日、花見がてらに、江戸川公園を久しぶりに歩く。桜の古木の枝は払われ、花の盛りは過ぎていた。小学生以来のわが遊び場であったものが、崖上には瀟洒なマンションが連なり、万事整備も行き届いて、近隣からの人で賑わっていた。どこか澄ました感じで、もはや往時の面影はない。あの頃は、オレの公園、と言った気分があったのだが。

また、今日は思いがけないメールを受けとる。定年前に転職し、それも辞職して派遣により向こう一年の職を得たとの内容であった。その内、また訪ねたいとの由。歓迎する。大病を乗り越え、いまに至る40年ほど以前のわが教え子からである。彼については、2,3日前に何となく、どうしているかと思い出していた矢先であった。このような、以心伝心で伝え合うひとの縁は、確かにあると信ずる。そして、取るに足らぬわが身ではあれど、今なお誰かの励みと支えになっているのかと思えば、まだ儚くなる分けにもいくまいと、久しぶりに思う。要するに、私自身が彼に「生きよ」と励まされたのである。

前回の文章を訂正、加筆した。


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