2016年9月6日

9月6日・火曜日。残暑居座る。本日、新台風誕生し、近日中に近畿、関東襲来の予報あり。

8月初め頃であったか、『南極物語』をテレビで観た。わが国の第1次南極観測(1956)の際に活躍し、あげく極地に置き去りにされた樺太犬15頭の悲話である。ウィキペディアによれば(実はこの検索については、周りの社員の迷惑を顧みず、ミンナしてデータの出し方やら何やらパソコン操作を教えられたが、結局は出来ずに全部面倒をかけた。こうなると、私は仕事に来ているのか、邪魔しに来ているのか、もう分からない)、1983年公開された。映画の評判、撮影の苦労話等はすでにアチコチ語られているようでもあり、ここで改めて紹介するまでもない。

それでも、以下の話の都合で、簡単な筋立てだけは言っておかなければならない。1年間の越冬後、第1次観測隊員は第2次に引き継がれる時期となった。基地では、慌ただしい帰国準備と供に、引き続き越冬する15頭の樺太犬は、引き渡しまで離散、逃散しないよう首輪の点検、締め直しの上、数珠つなぎに一本の柵木に繋がれた。だが、突如、事情が一変する。悪天候と燃料不足、さらには観測船・宗谷の砕氷能力(1メートル)では観測地への接岸が危うくなっていた。隊員たちには、急遽、帰還命令が発せられ、ヘリによるピストン輸送で宗谷に乗船するが、第2次隊員を基地に送り込む余力がなくなった。ここで逡巡すれば、宗谷は次第に悪化する天候により、ますます厚みを増す氷原の直中に立ち往生する危機に陥る。苦渋の中、離脱の決定が下された。同時に、樺太犬の命運も極まった。ここに、ドラマの幕が開く(以下次回。本日は検索方法の習得??と資料読みに時間を要したため、これまで)。


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