2025年12月01,05日

12月1日・月曜日。晴れ。師走、はや年末。

言うまいと 思えど漏らす えーッ師走!  みつお

12月5日・金曜日。晴れ。「同盟国の方がたちが悪い」と言い放った、過日のトランプ大統領の言葉には、愕然とし、心底、失望した。根拠の無いことを平気で口走り、それを愧じることも無い。かかる人格を大統領をいまだに支持する米国民に伺いたい。本当に、このヒトでいいんですか。世界からの信頼を失わないんですか。軍事力と経済力さえあれば、国家として存立して行けるものなのだろうか。米国民のために心配する。

承前。パリ市近郊にはあのブーローニュの森が広がる。辺りが暮れなずむ頃、星付きの高級レストランからは華やかな明かりが漏れだし、樹々の暗闇には、湧き出たように、気づけば娼婦や男娼たちの影が揺らめきだす。そう、ここはまた「売春の森なの。美しくて、退廃的。そんな街であたしはバーのママになって、マダムと呼ばれる」までになった。このことを、人はどう考えたらいいのだろう。何の足場もない「か弱い女」が、東洋からふらりとやって来て、人あしらいの難しい浮き沈みの激しいこの道で、たちまち揺るぎない地位を築くとは。よほどの勁さと人としての魅力があってのことではなかったか。

マダムの日々も板についてきた、そんな折であったか。「フランスのおっぱいの大きい知人」から「モロッコで性別適合手術ができる」との情報を得た。早速、「病院に手紙を出しました。150万円出せばやってくれると分かりました。性器を取って、睾丸を包んでた袋をヴァギナにするんだって。パリのゲイボーイたちには「やめろ」「行くな」と止められました。死ぬかもしれない。でも、行くしかない」。


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