2022年02月28日

2月28日・月曜日。晴れ。ロシアの侵攻止まず、ウクライナの恐怖、不安を世界は共有する。核攻撃をチラつかせるプーチンの狂気は、限度をこえた。8年前のクリミア半島併合にさいして、すでに彼は原爆の使用も視野に入れたと言っていた。プーチンは自身の野望達成のためには、世界を地獄に突き落としても構わぬ覚悟である。ならば我われもまたそれだけの決意をもって、この狂気に対峙しなければならない。

ウクライナに国家としての基礎はなく、ロシアと歴史的、政治的、文化的に一体となってこそ、その発展があるとの、彼の言は、単なるプーチンの夢物語である。これを強要し、従わなければ、核兵器に訴えても言うことを聞かせるとは、すでに常軌を逸している。核保有国がこうした形で、近隣諸国を従属させ、それが当たり前となれば、世界にもはや平和はない。暴力こそが正義となる。こんなことは、断じて許してはならない。ウクライナの恐怖は、我われ自国の恐怖である。世界は一体となって、ウクライナを守らなければならない。

幸い、ウクライナの戦意は旺盛であり、EUの支援も強いと聞く。ロシアへの制裁は、世界経済に悪影響を来すとの声を聴くが、我われは新たな戦争状態に入ったのである。片方で、相手を殴っておいて、他方で握手することなどできない。戦争をしているなら、それに応じた苦痛、困難は覚悟しなければならない。それが出来ずに、己の取るに足らない経済的利益のために、ロシアに妥協すれば、結局は、将来に決定的な禍根を残す。のみならず、世界からの信頼を失う。相手は、常に言を左右し、前言を取り消し、とてつもない理屈を捏造して、平然と獰猛な攻撃者となる国家なのである。

アダムスミスは言っている。「国防は富裕に勝る。」まさに至言である。

もう一度言う。彼の正義は、ただ一つ、暴力、武力である。このことを銘記し、かの国に対峙しなければならない。


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