2014年5月14日

5月14日・水曜日。二週間ぶりにパソコンにむかう。三回の訓練の成果は灰燼に帰する。嗚呼!ナンタルことか。何となく手におぼえた感触は、ほとんど消え失せ、ホトンド初めからやり直しだ。それにしても、世の人々はエライ。こんな機械?を、いとも簡単に操り、まるで手足のごとし。いろんなキーが無限にあり、その一いちがその役割を持ち、それらのすべてを覚えているらしいのだ。のみならず、これを駆使して、何事かを言わんとす。いや、これはもう立派というほかはない。
私とて、複雑なことがまるで出来ないわけではない。何しろ、自慢じゃないが、これでも日本将棋連盟から四段位の免許を允許されている身だ。こんなパソコンごときにオタオタしてたまるか。とは言え、である。F1からF12まで並んだキー諸君、insertやらHomeやらそのほかゴタゴタと立て込んでおるが、君たちは一体なんなんだ。書いたと思えば、分けのわからんことを打ち出してくる!俺はソンナ事を言わんとしているのではない。オマイはワイをおちょくっとるんか?という次第である。
が、マア、意に染まらぬものほど、可愛い、ということもある。猫好きはかの我儘が無性に愛おしいらしく、内田百間は家出の猫に、身も世もあらず懊悩の極みに落ちた。私には、理解を超えたことではあるが、彼の心はこのパソコンの手習いをとうして何となく分かる。本日はこれまで。


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